「キミラビリンス」

フォロワーさんのキャラ設定と生放送での即興劇を元にした脚本形式のただの妄想です。

 

従妹・・・分家の次女。姉と一緒に本家の嫌味を言う。

            思い立ったら突発的に行動してしまう大胆な

            性格。度胸の塊。

従姉・・・分家の長女。本家長女に対抗心を燃やしてお

            り本家に来ると必ず嫌味を言って帰る。

            行動派の妹と違い頭脳派。

執事・・・最近М家に配属された執事。

            教えなくてもなんでも出来る。

            執事業務と執事長の介護をしている。

執事長(じいや)・・・本家に昔から仕えている執事。

                             気さくすぎて主人にもタメ口。

                             最近ボケが始まった。

母親・・・М家当主の妻。いざと言う時は行動できるが

            後から心配になる。二人の娘とは似ていない

            (二重、ナイスバディ)ため実はと呟かれてる

長女・・・М家の長女。現在妊娠中であまり外に出ない

            ようにしている。きつい物言いをするものの

            優しい。分家にお腹の子が男の子だと知られ

            命を狙われている。

次女・・・М家の次女。姉思いの優しい女の子。

            分家が姉の命を狙っていると知り、一線を

            越える決意をする。

謎の幼女・・・М家の敷地内で度々現れる謎の少女。

                    当主の隠し子という噂がある。 

                    人をからかうことが好き。

                    よく「ふるさと」を口ずさんでいる。

猫・・・М家の猫。従姉妹に改造されたと思われたが実

         は執事に懐いており彼の指示で動いている。

         めちゃくちゃ賢い。

 

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シーン1

母親の部屋

 

母親「ねえ、幼女。あの件、任せましたわよ。」

幼女「はい。」

 

シーン2

リビング

 

歩く音

次女「お母様!」

母親「何?次女」

次女「お体の方は大丈夫ですか?」

母親「ええ。分家の者がいなくて清々するわ!」

次女「ちょっ…そんな大声で言ってしまったら聞こえ

         てしまいますよ!」

母親「いいのよいいのよ!」

歩く音

母親「長女!長女!」

長女「何?お母様」

母親「体調はどう?」

長女「大丈夫よ。気にしないで」

母親「ほんとにあの分家め…うちの子をこけにして

         …あなたが長女なのに…こんなことになるな

         んて…」

長女「お母様泣かないで?あいつらに負けたら…

         ダメよ…」

母親「そうね…私がしっかりしなくちゃ…」

長女「おじい様が悲しんでしまうわ」

母親「このままではお父様に顔向けできないわ…!」

 

シーン3

牢屋

 

従姉妹『ん"ん"ん"』

従姉「ごめんなさい!奥様ぁ!ごめんなさい!」

従妹「ごめんなさぁい!」

謎の幼女登場

従姉「誰よあんた!」

従妹「見てんじゃないわよ!」

幼女「いい気味ね☆アハハハハハハハ」

従妹「お姉ちゃあああん」

従姉「殺してやる…」

幼女「やれるもんならやってみな☆アハハハハハ」

従姉妹『うわああああ』

 

シーン4

リビング

 

母親「大丈夫かしら…バレてないかしら…」

次女「お母様!お茶が入りましたよ!」

母親「ああ、ありがとう…ねえ。執事長を呼んで

         ちょーだい。」

次女「じいや!じいや!」

執事長「なんだい?」

母親「あの者たちは大丈夫なのよね?」

執事長「どの子だい?」

母親「分家の者よ!」

執事長「ああ…分家の者はねえ性格が荒い人が多い

            からねえ」

母親「ちょっと…!」

執事「すみません奥様!勝手に部屋から抜け出して

         しまって…!」

母親「大丈夫なの?しっかりしてよ!」

執事「すみません…!」

執事長「お菓子はどこだい?」

母親「…!?お前は引退よ…!!!」

執事「すみません…!」

 

シーン5

とある部屋

 

執事「あの従姉妹達を助けろ」

猫「にゃあ」

執事「あ!あと次女様の銃を偽物のこれとすり替え

         ておいてくれ」

猫「にゃあ」

 

シーン6

牢屋

 

猫が助けに来る

従妹「良かったわ…あの猫改造しといて」

従姉「あの子供おおお!どこいったぁあ…!!」

 

シーン7

リビング

 

幼女「うさぎおーいしふふふふーん……」

従妹「お姉ちゃん!見つけたわ!あいつね…」

幼女「きゃあああああ」

母親「やめなさい…!」

従妹「違うのよ!そいつが私たちを縛り上げて…」

母親「違うの…この子は悪くないの…私が全てやっ

         たのよ…」

 

カチャ

 

母親「…!?次女!?」

次女「ぬかったわね」

従姉「やめなさいよ…」

次女「あら。それ以上近づいたらどうなるか分から

         ないわよ。」

従姉「……」

従妹「……アハハハハハ」

次女「…!?何がおかしいのよ!打つわよ!私は

         本気よ?!」

従妹「撃ってごらん?その銃はさっきその猫に偽物

         とすり替えさせたのよ!」

次女「え…」

執事「なんとか間に合った…(小声)」

従妹「猫の口を見てごらんなさい!あちらよ!あれ

         が銃よ!残念だったわね!ぬかったのはあん

         たの方よ!」

次女「そんな…私たちは一生勝てないの…」

母親「次女…!気を確かに!」

従姉妹『アハハハハハハハ』

母親は何かを決意した表情になる

 

シーン8

母親の部屋

 

母親「執事!執事!」

執事「何でしょうか。奥様」

母親「執事…私はあなたをとても信頼しています。

         だからこそあなたに頼みたい…」

執事「…」

母親「従妹を殺しなさい。あいつがいなくなれば

         きっと分家は静かになるわ。」

執事「それは…」

母親「私の命令が聞けないのですか?」

執事「…出来ます」

母親「それでこそМ家の執事です。」

 

シーン9

とある場所

執事が従妹が縛られている写真を母親に送り付ける

 

従妹「猫ちゃんについてきてみれば…なんなのよあん

         た!」

執事「М家に仕える執事でごさいます。」

従妹「ああ。なるほどね。どうせ私を殺すように命

         令でもされたのね。だったら早く殺しなさい

         よ!」

執事「いいえ。僕は最初からあなたに手を加えるつ

         もりはありません。」

(縄をほどく)

従妹「…はあ?どうして」

執事「あなたには関係ないことです」

従妹「関係あるわよ!どうしてなのか教えなさい

         よ!」

執事「ぁあもう!例え主の命令であっても好きな人

         を殺すなんて出来ません!」

従妹「え…」

執事「…あ」

従妹「好きな…人って…え?」

執事「ぁあもう!そうですよ!僕はМ家に仕えてから

         ずっとあなたが好きなんです!そんな相手を

         殺せるわけないじゃないですか…!だから早く

         逃げてください!」

従妹「遠くへって言われても…私1人で行ったことが

         ないから何も分からないわ…」

執事「はぁ…じゃあ一緒に逃げますか?(冗談半分)」

従妹「…アッハハハハハハ何言ってんのよあんた」

執事「やっぱりダメですよね…ハハ。行き方…説明

         しますね?」

従妹「ちょっと待ちなさい?誰がダメって言ったか

         しら?」

執事「え?」

従妹「だから!一緒に逃げてあげるって言ってんの

         よ!」

執事「…え!?いいんですか!?」

従妹「あら、嫌なの?」

執事「い、いえ!決してそんなことは…!」

従妹「じゃあ決まりねっ!」

 

シーン10

逃げる道のり

 

従妹「ところで屋敷の方は大丈夫なの?執事はあな

         だけになったんでしょ?」

執事「僕が何もせずにここへ来たと思いますか?」

従妹「ふふ…いいえ」

 

シーン11

屋敷

 

母親「これでМ家も安泰ね…ん?何かしら」

 

『辞書』

 

母親「ぇえ!?どういうことよ!!あの執事までや

         めてしまったらどうなるのよ!代わりは!?」

ピーンポーン

母親「こんな時に誰よ…!」

ガチャ

新執事「本日からМ家に配属されました。新執事です」

母親「えええ!?!?」

 

fin

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